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「勇気を与える」「元気を与える」という言葉

ここ何年かで、よく聞くようになった言葉。

それは、「勇気を与える」「元気を与える」という言葉。

この言葉を聞くたびに、違和感や不快感を感じる。

よくスポーツ選手が使う。

高校野球の選手宣誓でも使われていた。

プロゴルファーも使っていることが多い。

特に、若手の女子プロゴルファー。

「被災した方に元気と勇気を与えたいと思います。」と。

被災者を思いやる気持ちは大変良いのだが、

「与える」という言葉を調べると、「恩恵的な意味で目下の者に授ける場合に多く用いる。」とある。

例えば、「子供におやつを与える」、「部下に課題を与える」、など。

いわゆる、上から目線的な言葉なのである。

つまり、「被災した方に元気と勇気を与えたいと思います。」は、被災者を目下として見ているととらえかねない。

もちろん、言った本人は、被災者を目下として見ているわけではないと思うのだが、結果的には見下していると思われても仕方がないのである。

この言葉を聞いて、不快に思う被災者がいないとは言い切れないのである。

だから今後は、「与える」という言葉は使わないようにしてほしい。

「勇気を与える」「元気を与える」ではなく、せめて「勇気を届ける」「元気を届ける」に。

「被災した方に元気と勇気をお届けしたいと思います。」と。

ただ自分だったら、

「最高のプレーをお見せして、一瞬でも辛い事は忘れて楽しんでもらえたらと思います。」

と、言うと思う。



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